2018年6月15日金曜日

根岸病院分会NEWS 第7号

https://drive.google.com/file/d/1ZGUARvhbYlMLiN410Wz9h2M8wzh_-uz4/view?usp=sharing


私たちは評価されたくない
病棟は労働者がまわしている
みんなで賃上げをかちとろう

 多摩連帯ユニオン根岸病院分会は賃金の評価制度には絶対反対です。
 組合は、3月給料日に支給された評価制度(ABC三段階評価)に基づく期末手当の支給に異議をとなえ、経営に対し団交を4月9日に申し入れました。経営は不当にも2カ月近く引き延ばし、6月11日に団交開催に至りました。
 団交直前にも「組合側の出席者を3名にしないならば、団交を中止する」と卑劣な妨害を加えてきましたが、真っ向から拒否し通告通り徳永分会長はじめ組合側6名の出席で団交をやりきりました。一歩前進です。
 経営側は斉藤事務長と池田事務次長の出席。組合側の提起した主要な団交議題は「三段階評価の評価基準および誰が評価し、いかなる方法で評価を決定したのかを明らかにする」ことです。労働者誰しもが疑問に感じていることです。
 斉藤事務長はこの当然の追求に「全て公表しない」と言い切りました。まさにゼロ回答です。断じて許すことはできません。
 そして、驚くべきは公表しない理由です。斉藤事務長は、「期末手当は賃金ではない。期末手当は就業規則で明示される月例給とは別である、あくまでも臨時的な『任意的恩恵的』手当であるから、職員に説明する必要は一切ない!」と言い放ったのです。組合の猛然たる抗議で賃金ではないの発言は撤回させました。しかし『任意的恩恵的』手当だと、この経営の労働者を見下した上から目線の暴言、働く仲間の皆さん、どう思いますか?余剰金を今回は労働者に分け与えてやる恩恵だという、この傲慢な発想こそが今回の期末手当には貫かれています。だからこそ評価基準など明示する必要なしと断言したのです。
 皆さん!賃金とは労働者が生きていくための生活賃金そのものです。自らが食っていくため、家族を養うため、子どもを育てるため、親の介護も必要であり、生活に潤いを与えるために労働者は労働しています。今回の期末手当の原資になったのも、昨年1年間、われわれ労働者が病棟再編のなかで保護室も増設され、認知症病棟も新設され、増大する入院患者に必至に対応することによってつくり出されたものです。労働者の賃金の一部であり、経営者が好き勝手に労働者を分断するために、恩恵的に上から分け与えるものではないのです。

病院の収入がアップしても絶対に春闘賃上げの原資にはしないと明言!

 組合は当然にも団交の席上、今回の期末手当の原資は、全て本年度の春闘賃上げ交渉の基礎的な原資そのものとして取り扱うべきであると追及しました。しかし即座に斉藤事務長・池田事務次長は「病院の収入がアップしても絶対に春闘賃上げの原資にはしない、ありえない!」と明言しました。「賃上げの原資にすれば、それは夏冬の一時金そして退職金にもすべて影響してくることになるから、それはできない」と、正直に経営の意図を吐露しました。
 昨年度は病院収入が上がったが、今年はそうなるとは限らないと、経営者の常とう手段です。経営者の狙いははっきりしています。労働者の生きるための賃金は徹底的に低額に抑え込み、儲けた時にだけ、恩恵的に特別にその一部を労働者に支給すると言ったのです。よって労働者は病院の収入を上げるために、病院の儲けを作りだすために、文句も言わずに黙って働け、そうすれば任意的恩恵的に手当てが支給される時もあると言い放ったのです。
 実際に本年度の医労連の組合との春闘交渉では、病院側が提示している賃上げ額は、わずか月に一律1950円の低額回答です。これを日額で計算すると、なんと1日で65円という缶ジュース1本も買えないという本当に許しがたい賃上げ額なのです。経営は労働者をなめるんじゃない!労働者の誇りを奪う今回の期末手当の支給による労働者支配を絶対に許してはなりません。

根岸病院分会に加入し共にたたかおう!

 団交の最後に、組合は三段階評価の評価は誰が決定したのかの追及に、最終決定は理事会にあると言明しました。組合はゼロ回答を許さず、理事会の中心である松村常務理事の次回団交への出席を要求して団交を締めくくりました。
 最後に今回の期末手当は、非正規労働者である派遣労働者・委託労働者には一銭たりとも支給はありませんでした。正規・非正規で分断し、正規労働者も分断するあり方を組合は乗り越えて闘います。根岸病院で働く全ての労働者の組合加入を訴え共にたたかうことを呼びかけます。組合はゼロ回答許さず、次回団交へ向け闘います。



https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/20180701tabu.pdf



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7月1日(日)13時30分(13時開場)
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